抵抗率と導電率、抵抗温度係数|直流回路
今回は抵抗率と導電率、そして抵抗温度係数についてです。抵抗率とは物質のどんな性質を表すのか、また導電率とどういった関係性があるのかを見ていきます。 Ⅰ.抵抗率 Ⅰ-1.抵抗率とは 抵抗率は、長さ1m、断面積1㎡の物質がもつ抵抗値のことで、量記号はρ(ロー)、単位はΩ・m(オーム毎メートル)を用います。長さl[m]、断面積A[㎡]、抵抗R[Ω]の導体の抵抗率ρ[Ω・m]は次の式で表すことができます。 […]
今回は抵抗率と導電率、そして抵抗温度係数についてです。抵抗率とは物質のどんな性質を表すのか、また導電率とどういった関係性があるのかを見ていきます。 Ⅰ.抵抗率 Ⅰ-1.抵抗率とは 抵抗率は、長さ1m、断面積1㎡の物質がもつ抵抗値のことで、量記号はρ(ロー)、単位はΩ・m(オーム毎メートル)を用います。長さl[m]、断面積A[㎡]、抵抗R[Ω]の導体の抵抗率ρ[Ω・m]は次の式で表すことができます。 […]
今回はブリッジ回路についてです。ブリッジ回路といえば、そのひし形のシルエットがとても印象的ですが、どのようなものをブリッジ回路と呼ぶのか、その特徴や実際に使われているものについて触れていきます。 Ⅰ.ブリッジ回路とは 1.見た目だけではない 図1のように、R1・R2・R3・R4[Ω]の4つの抵抗を接続し、b-d間に検流計Gを接続した回路をブリッジ回路といいます。「ブリッジ回路」というと、図1のよう […]
赤字工場も多くまだまだ普及はこれからといったところで、世間一般には未だ謎が多い植物工場ですが、その仕組は基本的には製造業や食品工場に似たところがあります。ここでは、太陽光型植物工場を例に基本的な仕組みを解説します。 Ⅰ.太陽光型植物工場の仕組み まずは、図1をご覧ください。 図1は植物工場で行っている制御を簡単に表したものです。植物工場では主に次の「データ収集」と「機器にフィードバック」を常に繰り […]
ここ数年で耳にする機会が増えた植物工場。「植物工場」というワードは、それがもつすごく怪しい響きから何やらすごく人工的な手段が用いられていて、おそろしいモノが作られているのではないかとさえ思えてしまいそうですが、ここでは、植物工場とはどのようなものなのか、農業の各生産方式における植物工場の立ち位置から、植物工場の種類、植物工場の歴史を整理していきます。 Ⅰ.農業の生産方式による分類 まず、農業はその […]
キルヒホッフの第2法則 キルヒホッフの第2法則は電圧に関する法則です。(電圧則)これは、回路網中の任意の閉回路をある一定の向きにたどるとき、その回路の起電力の総和は、電圧降下の総和に等しくなるというものです。 図Ⅰのような回路があったとして、この中の閉回路①の矢印と同じ向きの起電力および電圧降下は正で表し、矢印と反対の向きを負で表すと、次のような式が成り立ちます。(キルヒホッフの第2法則を用いると […]
キルヒホッフの第1法則 キルヒホッフの第1法則は電流に関する法則です。(電流則)これは、回路網中のある点に流れ込む電流の和と、流れ出ていく電流の和は等しいというものです。 図Ⅰ中の点aを中心に見ると、I1とI2[A]は流入する電流、I3[A]は流出する電流で、これらの関係を式で表すと次のようになります。 また、これは次のようにも表すことができます。 ↑出入りする電流の総和は0となります。
電池の内部抵抗 電池内部の電解液や、化学反応の作用による抵抗を電池の内部抵抗といいます。ちなみに、電池は図Ⅰのように起電力E[V]と内部抵抗r[Ω]の直列回路で表すことができます。 図Ⅰの回路で、電池の内部抵抗をr[Ω]、電流をI[A]とした時、内部抵抗r[Ω]による電圧降下が生じ、端子電圧V[V]は起電力E[V]よりもrI[V]低くなります。これを式で表すと次のようになります。 また、この回路の […]
直並列接続 図Ⅰのように、直列接続と並列接続を組み合わせて接続する方法を直並列接続といいます。 合成抵抗 直並列接続の回路で合成抵抗を求める場合、まず並列接続の部分を1つの抵抗にまとめると、計算しやすくなります。 まず、並列接続(接続点b~c)の部分をまとめる。 式で表すと、 そして、全体(接続点a~c)の合成抵抗を求める。
数年前のある日、突然心臓が血液を送り損ねたようなとても弱い鼓動と、その反動でドクンと一気に脈打つような大きな鼓動とを不規則に繰り返し始めました。病院へ行くと「心室性期外収縮」と診断され、そこから約4年間に及ぶ不整脈との生活が始まりました。 しかし、そこから数年後のある時、医学書とは全く関係のないある本と出会って実践したところ、不整脈の発作がピタッとおさまりました。しかも、そこで行動したのは、ただ「 […]