物質量(mol)とは?|化学基礎

物質量(mol)とは?

物質量(mol)は、約6.02×1023個(=アボガドロ定数)の粒子をひとまとめとして扱う物理量のことです。すなわち、1molとは粒子数を表すものです。なお、粒子であれば、原子、分子、イオン、原子団も同様に扱います。

アボガドロ定数とは?

質量数12の炭素原子(12C)12gの中に存在する炭素原子数が約6.02×1023個で、この約6.02×1023個をアボガドロ定数と呼びます。

1molの質量

物質 1molの質量は、原子量、分子量、式量にグラム(g)を付けた値になります。

気体 1molの体積

気体 1molの体積は、標準状態(温度0℃、圧力101.3kPa)のもとでは、22.4Lです。また、アボガドロの法則から、気体 1molの体積は同温、同圧のもとでは、気体の種類に関係なく同じです。

したがって、メタン(CH4)、酸素(O2)、ヘリウム(He)など、気体であれば 1molの体積はすべて22.4Lです。ただし、質量(g)は異なります。

こちらの記事もオススメ

 原子量・分子量・式量とは?|化学基礎

 いろいろな化学式|化学基礎

 原子の構造と元素の周期表|化学基礎