アラサーからのやり直し英語学習 ~英語以外にも効果的!~

はじめに

20代前半から中盤「英語が話せたらいいなぁ」と何となく思いながらも、手をつけては挫折を繰り返していました。 そんな中、30歳直前のある時「こんな事を繰り返していても時間の無駄だ」と気付いて一念発起。英語学習に力を入れるようになりました。

学習を続けた結果、TOEICのスコアは300点台前半から690点に。実生活では「仕事で海外の取引先と電話やメールでやりとり」、「海外旅行中に現地で宿泊先やレンタカーを手配」など、それなりに使うことが出来るようになりました。(上を見ればきりがありませんが…)

私自身、今は他の分野の学習に重きを置いているため、英語学習については一旦ここでまとめを行い、記載した内容が英語学習に苦戦している方々に少しでもヒントになればと思っています。

ここでは、次の5つの項目にわけて「この方法がよかった」と思うものを紹介していきます。 ほとんどが、英語そのものよりも、学習環境をいかに整えるかということにフォーカスしていますが、社会人学習者にとって、学習環境の問題はとても深刻であると思いますし、英語そのものについては、参考書など専門の方々が書かれたものの方が大いに有益だと思います。一方で、私の「仕事をしながら学習を続ける」という点においては、それなりに自信を持ってみなさんにお伝えしても良いのではと思いここに残すことにしました。少しでもみなさんのお役に立てば幸いです。

もくじ

1.時間をつくる編

2.集中する編

3.すきま時間を生かす編

4.気持ちを保つ編

5.おすすめ学習サイクル

1.時間をつくる編

1-1.時短家電をつかう

毎日の家事を家電にやってもらう事でかなりの時間を節約できます。

時短家電を使うことに”ズルしてる”と感じる方がいるかも知れませんが、妙な正義感を貫くために、自己成長のチャンスを逃すのはとてももったいない事だと思いますし、金銭面においても、ここで投資したお金はかけがえのないスキルになって自分に返ってきます。

ここでは、私が使って良かったと思った時短家電を3つご紹介します。

1)ロボット掃除機

削減時間の目安:15分/日

私が買って一番良かったと思う時短家電です。

毎日の掃除機がけはとても面倒ですし、集合住宅の場合、早朝や夜間は周囲に気を使ってできなかったりします。ロボット掃除機を使うことで、毎日決まった時間に掃除を済ませておいてくれます。

私はパナソニックのRULO[MC-RS20-W]を使っています。上位モデルと比べ、センサーの数が少なかったり、スマホとの連動機能はないのですが、今まで階段から落ちたことはありませんし、毎日起動する時間設定もできますし、十分仕事をしてくれます。たまにラグが乗り越えられず停止していることがありますが、それはそれで健気で可愛らしくも感じられます。

パナソニック|ロボット掃除機「ルーロ」

2)食器洗い乾燥機

削減時間の目安:15分/日

ちょっとした事ですが、結構時間がかかりますし、シンク周りが濡れたり、冬は水が冷たかったりと、食器洗いは家事の中でも苦痛な部類に入ると思います。

私が持っているのは、エスケイジャパンのJaime[SDW-JL-W]です。これはタンク式で水道接続工事が不要なため、自宅に届いたその日から使用できました。毎回、洗う前にタンクに水を補給する必要があるため、使用感は水道が接続されたものに劣るかも知れませんが、コンパクトで移動も簡単なため、気軽に設置できることがメリットです。

エスケイジャパン|食器洗い乾燥機「Jaime」

3)自動調理器

削減時間の目安:数十分/回

メニューによって調理時間(=削減時間)は変わってきますが、最も便利な点は、火加減を見なくて良いところです。メニューには肉じゃがやカレー、蒸し野菜など「これがなくてもできるじゃん」と思うものもあるのですが、スタートボタンを押した後は待てば良いだけなので、その間、他の家事や用事ができます。

私は、シャープのホットクック[KN-HT99A]を使っています。初期モデルのため、最新と比べて機能は限られると思いますが、それでも、上述したような時短にはかなり貢献してくれますし、圧力調理・無水調理が可能で、蒸し野菜がとても美味しいです。

シャープ|ヘルシオホットクック

2.集中する編

2-1.集中できる場所へ行く

せっかく時間をつくっても、何かに気を取られて集中できない様では意味がありません。限りある時間を有効に使うため、場所にもこだわるべきだと思います。

ここでは、私が学習に使用してみて良かったという場所を紹介します。

1)コワーキングスペース

近年、全国的に増えているコワーキングスペース。

その名の通り、共同で使用する仕事場として存在しており、そのため、PC作業や本を読むにはうってつけの雰囲気です。また、私がよく利用する施設は550円/2時間で、時間が設定されていることで仕事帰りなどに「よし2時間やって帰ろう!」と自然と学習時間を合わせるようになり、途中で「まあいっか」と諦めたり、ズルズルと夜遅くまでやってしまうこともなく、時間管理にも役立っています。

2)ネットカフェ

コワーキングスペースの存在を知らない時は、ネットカフェをよく利用していました。

利用のメリットはコワーキングスペースと同様に、3時間、5時間など時間単位で利用するので学習時間を管理しやすいことです。

また、個室やリクライニングシート、豊富なドリンク類があるので、ネットカフェの方が快適な環境ではあると思います。しかし、ご存知の通り、周りには大量の漫画があり、PCの電源を入れると映画を見放題と誘惑が多いため、強い意志が必要です。

3)図書館

外で勉強しようと考えたとき、最もポピュラーな場所だと思います。

私の主観ですが、メリットとしては「無料で使える」「静か」「必要な本が探せる」といったところでしょうか。デメリットとしては「面白そうな本を探してしまう」「自分で時間管理が必要」「席が空いていないかもしれない」あたりかと思います。

席に関しては、コワーキングスペースやネットカフェでも満席の可能性がありますが、私の住んでいるエリアでは、利用料金が発生するぶん利用者も限られ、余裕があるように思います。

番外編)自宅に集中スペースをつくる

学習の度に外出するというのも効率的ではありません。しかし、家の中にはテレビやベッド、お菓子など誘惑するものがたくさんあります。そんな時は思い切って、集中するためのスペースをつくる事も有効だと思います。

私は寝室を潰し、そこに昇降テーブルと椅子、観葉植物だけを置いた集中するためだけの部屋を作りました。誘惑するものが視界に入らないようにしたので、PCや読書などでも活躍しています。

結局は意志とリズムが大事

こう言ってしまうと元も子もないのですが、やはり本人の意志が伴わないと効果的な学習はできません。しかし、まとまった時間を確保する努力や、できるだけ集中できる環境を整えることは、自分のリズムで学習しやすくなる事につながり、意志を継続する原動力にもなり得ると思います。ちょっとした事ですが、より良い成果を目指して積み重ねていきましょう。

3.すきま時間を生かす編

まとまった時間を取るのが難しい社会人は、すきま時間も無駄にできません。

良かったと思うすきま時間の活用方法をシチュエーション別で紹介します。

3-1.自宅で食事中

 ・ 高橋敏之編集長The Japan Times Alpha 【You Tubeチャンネル】

 ・NHK WORLD

 ・Netflix

3-2.通勤中

 ・ 基礎英語のCD

 ・ 妄想ひとり言で会話練習

 ・ひとりカラオケで発音練習

3-3.休憩時間

 ・Kindle、洋書

食事中に見ていたJapan Times Alphaは1動画でひとつの単語にフォーカスし、かなり詳しく説明されているので、教材としてとても良いものだと思います。なので、私はそこの動画を使って(ながらではなく)じっくり勉強し、食事中には復習としてみていました。

通勤中は、最近ではANKERのブルートゥーススピーカーを購入し、スマホと接続してオーディオブックを聞きながら通っています。私のカーナビはブルートゥース接続ができないので諦めていたのですが、ANKERのこのスピーカーを購入してからは重宝しています。オススメです。

4.気持ちを保つ編

これも完全に私の主観ですが、やる気が出なかった、または落ち気味だった(でもやらないとなぁと思ってる)時に効果的だった、やる気をあげる方法を紹介します。

4-1.カッコいいと思う場面の動画を見る

私が英語を勉強しようと思ったきっかけは、ELLEGARDENの曲を聴いて「カッコいー」と思って、さらに細美武士さんがインタビューなどで流暢な英語を喋っているのを見て「すーげー!」と思ったのがきっかけでした。

なので、やる気がイマイチだなと思った時には、薬を処方するかの様に動画サイトでそういった動画を検索して見ては「カッコいー」と思ってやる気を取り戻しています。

ELLEGARDEN

MAN WITH A MISSION

4-2.海外ひとり旅を予約する

リスクも伴いますが、「やらないと自分の身が危ない」と追い込むことができます。ただし、現地の治安などをしっかり調べて、旅行の時期と自分のレベルを考えた上で目的地を決めることをオススメします。(私は責任とれませんので。。)

4-3.「やる」と人前で公言する

私は「やる」と会社で公言した上で、そこから半年間朝礼当番の時にスピーチを英語で言うとも公言してしまいました。そのため、そこから半年間ただでさえネタ探しに苦労するスピーチに余計にな負担を増やしてしまいましたが、言った手前やらないといけなくなり、あわせて、人前でしゃべる練習にもなり、今から思えば間違いだらけの文章でしたが、そこでスキルアップができたと思います。

4-4.英会話スクールに申し込む

これも自分を追い込むシリーズです。まとまったお金を支払う事で後戻りができなくなりました。今でも週イチくらいで通っています。オンライン英会話も自宅でできるので便利ですが、個人的には面と向かって話す方がしっかりコミュニケーションが取れて楽しい気がします。(先生の人柄もあるかも知れませんが。)

4-5.国内旅行でゲストハウスに宿泊する

ゲストハウスの多くは共有スペースを設けてあり、宿泊者同士が交流することができます。なので、そこで海外からの旅行者と話すことで、国際交流ができて単純に「楽しい」と思えたり、聞き取れなかったり上手く伝えられないと「悔しい」といった気持ちになり、やる気のもとになります。

また、そこでSNS上でも友達になってお互いの近況や現地の状況を知ったり、その後の交流にもつながりました。

5.おすすめ学習サイクル

やっと少し英語らしい内容です。

私がこれまで学習してきた中で、効果的だったと思う学習サイクルを紹介します。

1)単語(または文法)の意味・使い方を知る。

2)1の単語(または文法)を例文を見ず10回言えるまで何度も声に出す。

                       ※例文は複数用いると、より効果的です。

3)別の使い方や、似た意味の別の単語(または文法)を知る。

4)3の単語(または文法)を例文を見ず10回言えるまで何度も声に出す。

                       ※例文は複数用いると、より効果的です。

5)新たな単語(または文法)で1から繰り返し行う。

加えて)適宜実践の場をつくる。[ひとり言・日記、英会話スクール など]

単語でも文法でもこのサイクルを繰り返すことでかなり定着すると思います。

座学でインプットをしっかり行いながらも、声に出したり、実践する場を作ってアウトプットもしっかり行うことが大切です。

また、「ただ意味を覚える」のではなく、「使えるようになる」ことが目的なので、ゆっくりでも良いので一つひとつしっかり定着することが大切です。