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オームの法則
ドイツの物理学者であるオームは、電圧と電流の間に比例関係があることを発見しました。どのようなものなのか少し詳しくみていきます。
下の図Ⅰのように、電圧V[V]を0V~10Vの間で調節できる電源と、値の一定な抵抗R[Ω]をもった回路があったとします。
電源の電圧V[V]を、0V、2.0V、4.0V、6.0V、8.0V、10.0Vと上げていくと、回路に流れる電流I[A]が、0A、1.0A、2.0A、3.0A、4.0A、5.0Aと変化しました。
この電圧V[V]と電流I[A]の変化をグラフにしたものが、下のグラフⅠです。
このグラフから、抵抗の値R[Ω]を一定とし、電圧V[V]を変化させていくと、電流が電圧に比例して変化することがわかります。
また、電圧を一定のまま、抵抗R[Ω]を変化させると、電流は抵抗に反比例します。
(電流I[A]は、電圧V[V]に比例し、抵抗R[Ω]に反比例する)
これらの関係は、次の式で表すことができ、これをオームの法則といいます。