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電圧降下
電気回路に電流を流したとき、抵抗を通ると電圧が弱くなります。この現象を電圧降下といいます。
次の図は、電源E[V]と負荷R[Ω]をもった電気回路(A)と、その電位(電圧)の変化をグラフにしたもの(B)です。
では、(A)のような電気回路に、電流I[A]を流したときの各地点における電位(電圧)を調べてみます。
地点aと地点bの間には電源があり、地点aを出たあと、地点bでは電源の起電力の大きさE[V]だけ高くなります。
続いて、地点cと地点dの間では、流れている電流I[A]と負荷の抵抗R[Ω]によって、IR[V]の電位(電圧)差が生じ、地点cよりも地点dの電位(電圧)が低くなります。
このように、電流I[A]が流れたときに、IR[V]の電位(電圧)差ができることを電圧降下といいます。