電圧(電位/電位差/起電力)|直流回路

水でイメージしてみる

電気は目に見ることができません。
そこで、電気を理解するには水にあてはめてイメージするとわかりやすいです。

図Ⅰ・Ⅱのように、AとBふたつのタンクが弁のついた配管でつながれているとします。
弁を開くと、図Ⅰでは水位の高いタンクAから水位の低いタンクBへと水が流れます。
一方で、図Ⅱでは両タンクの水位に差がないため水の移動はおこりません。

これを電気の場合にあてはめて、「水位」を「電位」と置き換えて考えると、電位の高い方から低い方へと電流が流れることがイメージできると思います。
また、この電位の差を電位差電圧と呼びます。

図Ⅲで、電池は図Ⅰでいうポンプに相当し、内部の化学作用によって+極の電位が-極の電位よりも高くなり、両極の間に電位差(電圧)が生じます。なお、この電圧を発生させる働きのことを起電力といいます。

また、電圧の量記号はV、単位はVで表されます。
さらに、起電力の量記号はE、単位はVで表されます。