電荷
物体が帯びている電気の量を電荷といい、性質によってプラス(正電荷)とマイナス(負電荷)があります。
磁石のN極・S極と同じように、同じ性質同士(プラスまたはマイナス同士)の電荷は反発し合い、反対に、異なる性質(プラスとマイナス)の電荷は引きつけ合います。
また、電荷の量記号はQ、単位はCで表されます。
電流
電流の大きさは、物体のある断面をt秒間に通過する電荷(電子)の量で表されます。
例えば、物体の断面をt秒間にQ[C]の電荷が一定の割合で通過した時の電流I[A]は次の式で表すことができます。
つまり、電流1Aというのは、1秒間に1Cの割合で電荷が通過したときの電流の大きさです。
なお、電流の量記号はI、単位はAで表されます。
電子は電流と反対方向に移動する?
図のような回路では、電流は電池の+極から-極に向かって流れます。一方で電子は-極から+極へと、電流とは反対の方向へ移動します。
なぜ、電流と電子の移動する向きが反対になったかというと、電流の向きが決められた当時は、まだ電子が発見される前で、その後、電子が発見されてからも電流の向きは改められることなく当時のまま(+極から-極にながれるとして)使い続けられているそうです。