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飽差(ほうさ)とは?
空気1㎥の中に、あと何g(グラム)の水蒸気を含むことができるかを「g/㎥」で表したものです。
ある温度の空気において含むことができる水蒸気の最大量(飽和水蒸気量)から、いま含まれている水蒸気量(容積絶対湿度)を引いて求めることができます。
飽差が用いられる例としては、農業などで植物が蒸散を適切に行えるようコントロールするための指標として使われています。
飽差の値が大きすぎると、蒸散で水分を奪われすぎるため水分の欠乏を避けるため植物の気孔が閉じられ、蒸散が行われなくなったり、逆に小さすぎると、空気に水蒸気を含むスペースがなく、蒸散できなくなります。
飽和水蒸気量や容積絶対湿度はこちらの記事で解説しています。