私事ですが、2020年10月から新しい仕事に就きました。
これから転職活動を始める方や始めたばかりの方は、コロナ禍の影響もあり、全体像がつかみにくく、どんな方法で進めようか模索中だと思いますので、(良くも悪くも)一例として参考になる点があればと思い、その時の活動を記録しました。
Ⅰ.使用したサービス
初めての転職活動ということもあり、できるだけ多くの情報を得ようといろいろなサービスを利用しました。主には次の4つを使いながら活動を進めていきました。
1)転職エージェント(リクルートエージェント等)
私は最終的にこのサービスを通して転職先を決定しました。
転職エージェントとは、文字通り転職活動の際に代理人として、求職者と企業との間で手続きが円滑に進むようサポートしてくれる方です。
今回が初めての転職活動だった私にとっては、履歴書等のチェックや会社との様々な調整で間に入って頂けたのはとても助かりました。転職活動が初めての方には、とてもおすすめできるサービスだと思います。
しかし、エージェントのゴールはあくまでも求職者を「転職させること」だと思います。一方で、転職を考えている方の殆どは、転職した「先」に何か目的があると思います。頂いたアドバイスでもすべてを鵜呑みにするではなく、「自分の目的とは違うな」と思ったら、はっきりと自分の考えを伝えるなど、自分の軸を持っておく必要があると思います。(人生かかってますからね。)
また、私はリクルートエージェントを利用したのですが、企業が「ぜひ応募してほしい」と感じた人へ声掛けをする企業スカウトというシステムがあり、企業の方からも人材を探してアプローチしてくれます。私の場合は活動期間中に合計7件の企業スカウトがあり、今回の内定先は企業スカウトを送って頂いた会社のうちの1社です。
2)求人サイト(リクナビNEXT等)
(エージェントではなく、)アプリなどのプラットフォームを介して、自分で企業にアプローチをするシステムです。
私は、リクナビNEXTを利用しましたが、ここでも、自分で検索するだけでなく、企業の方から気になった人に声をかける、企業オファーという仕組みがあります。
結果的に私はここからの応募はしませんでしたが、できるだけ多くの情報を得たいと思っていたので、求人検索のツールとして使用しました。
3)LinkedIn
ビジネス向けのSNSで、情報交換だけでなく、求人情報も多く流れています。
自分から求人検索機能や企業アカウントを訪問して求人を見つけることも可能ですし、自分のスキル登録ができるので、登録した上で、プロフィールから「仕事の機会に関心がある」を公開の設定にしておくと、企業の人事担当者などが閲覧し、声をかけてくれることがあります。
私の場合、ヘッドハンターの方から2件の連絡がありました。
4)企業HP
求人サイトなどでは引っかからず、HPのみで求人を募集している企業もあります。気になる企業があれば、一度HPを確認してみるのも良いと思います。
Ⅱ.応募・内定状況
応募:9社
書類選考通過:2社(第一志望の企業から先に内定が出たので1社は辞退)
内定:1社
全部で9社に応募し、7社は落選。2社から書類選考通過の案内が届きましたが、先に第一志望先から内定を頂いたので、片方は辞退しました。
ここで感じたのは、やはり転職活動の肝はいかに自分が求めている仕事と会社側が求めている仕事がマッチしているかを探るかという点です。
全体では9社に応募はしましたが、落選した7社ではやはり自分の直感では「やってみたい」と思う仕事ではありましたが、自分の経験と脳力とは完全にマッチしたと言い切れる感じではありませんでした。一方で、内定を頂いた会社はこれまでの経験と能力とのマッチする幅が大きく、まさに即戦力としてやっていけそうだなと自分でも感じる仕事でした。
Ⅲ.転職活動期間
積極的に転職活動を始めて、次の会社に移るまでの期間は約5か月でした。
それぞれのフェーズは次のように進めていきました。
1)求職活動(在職中にスタート)
期間:2か月半(2020年5月初旬~2020年7月中旬)
活動は在職中に始めました。
大手に在籍していたこともあって、規模の小さな会社への不安と大手への未練もあり最初は大手を中心に数社ずつ応募していましたが、約1ヶ月半落選が続きました。
内定を頂いた会社に限ると、応募から書類選考・面接を経て内定獲得まで約1か月でした。(この会社は最初から「完全にマッチしている」と直感的に思っていた会社で、あとから考えると先に埋まるリスクを考慮してもっと早めにアプローチすれば良かったとも思っています。結果オーライですが、、)
2)退職交渉(一番疲れたところ)
期間:2週間(2020年7月下旬~2020年8月上旬)
まず直属の上司に退職の意向を伝えます。
そのあと、自部門や他部門長から引き留めの話があり、少し時間がかかりましたが、しっかり自分の意志を伝えることで納得してくれました。
全体の活動の中ではここが一番疲れた印象です。
3)退職手続・転職準備(淡々と進めるのみ)
期間:1か月半(2020年8月中旬~2020年9月下旬)
退職書類(退職願、退職金、財形貯蓄、労働組合関係など)がたくさんあるので、それを一つひとつ淡々とこなしていきます。
最後の有給消化は約半月間頂きました。
Ⅳ.選考対策
1)履歴書・職務経歴書の書き方の本
受かる秘策を!をいうよりは、マナーとして失礼のない書き方を知っておこうと思い、本を参考にしました。ネットでもある程度調べられますし、エージェントを利用する場合は、添削もしてくれますので、必須ではないと思います。
2)SPI3の参考書
求人票を見ていると、試験項目の中にSPI3を取り入れている企業がいくつかあったので、スキマ時間で勉強していました。結果的に、私が応募した企業では実施されませんでしたが、やっておいて損はないかなと思います。
Ⅴ.さいごに
転職は手段でしかなく、その先に何をするのかが大切だと思います。
さらに、ここに記録したことは、その転職をする上でどうやってマッチする企業に出会うかの手段でしかなく、最終的に納得行く結果が得られれば、何でも良いのかなと思います。
私は転職の専門家ではないので、「私はこうでした」という結果しかお伝えできませんが、何かヒントになることがあれば幸いです。
また、みなさんの転職が、そしてその後の仕事が上手くいきますことを願っています。