私が「転職」を選んだ理由

33歳 会社員(大手メーカー勤務)、人生で初めての転職を決断しました。
この記事は、私が転職を決断する際、軸にしていた考えをまとめています。
主観にすぎませんが、転職においても、人生においても「正解」というものがない中、今まさに転職を検討している人や、漠然と「このままで良いのかな」と考えている人など、ひとつのモデルケースとしてご覧いただき、少しでも何かお届けする事ができたら幸いです。

転職を決めた一番の理由

それは、自分の将来の「ありたい姿」に今の会社のままでは、たどり着けないと考えたからです。
どうやったら自分の「ありたい姿」に近づくことができるか、その手段を自分なりに複数個考えてみて、最終的にその中にあった転職を選択しました。
逆に言うと、今の会社の延長線上にたどり着く道が見えたなら会社に居続けることを決めていましたし、進学など、その他の選択肢が有効だと考えた場合も転職を決断することはありませんでした。


「ありたい姿」は、人それぞれ異なるものですが、私の場合は、『将来(10年後)仕事を通して、自分のスキルを活かし、環境問題の解決に貢献する』これができる人材になろうと考えています。
(もっと現実的に言うと、「いつ会社が潰れても食いっぱぐれない、そのために環境分野を中心としたスキルをもっている」と言ったところです。)
しかし、この将来像にたどり着く道が、今の会社の延長線上には見えなかったので、「今の会社」という項目を選択肢から外しました。


なぜ「今の会社」ではダメだったのか?

「今の会社」ではダメだと、どうやって判断したのか、少しだけ掘り下げたいと思います。

それは、前述の将来の「ありたい姿」に繋がっているかを判断軸に、「部門」と「会社」の2つの側面から、それぞれの状況を見直し、現在の延長、もしくは周囲に働きかけるなど、社内で何らかのアクションを起こすことで、たどり着ける道があるか否かを模索しました。
しかし、会社や部門の方針や風土と私の意向はマッチしないと判断しました。


ただの不平不満のら列になってしまうため詳細は控えますが、イラストの吹き出しに書かれたような点を考え、私の意向とすり合わせを行いましたが、場所を変えて探すべきだろうという判断に至りました。


転職先はどうやって決めた?
~転職することが「目的」ではない~

私の場合、求人を見ていた中で、直感的にたまたま「おっ!」というものがあり、求人内容や会社のホームページ、面接や会社見学をする中で、その直感が確信に変わり、転職の決断をしました。

しかし、もしそういった求人がなければ、あせらず長期的に納得できるまで求人を探し続けようと思っていました。
それは、私は、転職はある目的を達成するため、人生を生き抜くための「手段」でしかないと考えているからです。
転職の決断をするということは、現職では何らかのマイナス要因はあるものです。しかし、そこから単純に逃げるために、会社を変わることだけを目的としてしまうのは早計だと思います。(ブラック企業やパワハラ被害など、所属していること自体が危険な場合は除きます。)
また、会社の規模が大きいから安心、小さいから不安、大手だから勝ち組、〇〇だから負け組、など簡単に評価できるものではありません。
その先の仕事を通して、自分の人生をより良い方向へ導くことができるか、自分なりのポリシーを持って、自分で責任を持って決断する事が大切だと思います。


今回、私は2016年に設立したばかりの会社に転職を決めました。その会社は、環境にやさしく、かつテクノロジーを駆使した新しいかたちの農業を追求しています。
これまで、私はメーカーに勤務していたので、農業の経験・知識は全くありません。しかし、企業側は設備の保全ができる・エネルギーがみれる人材を探していたので、そこと私のスキルがマッチしました。私も、一次産業という今までとは全く違う分野ながら、自分の経験・スキルを活かしつつ、そして環境保護にも貢献できるかもしれないという条件に、知見や幅を大きく広げる事ができる可能性を感じ、この会社で働くことを決断しました。


以上が、私が転職を決断する上で軸にしていた考えです。
この記事には安易に転職を助長するような意図はありません。
しっかりご自身で考え、納得のいく人生を歩まれることを期待しております。

ご覧いただきありがとうございました。